マウントポジション

世界がもっと平和になりますように

中身を取り、プロセスを差し出す

最近よくやっている事。

マウンターは基本的に、自分の思う通りに決めたがる。それが正しい場合は別にそれで良いのだけど、マウンター専門から離れた場合などはそうはならない。大事な中身はこちらが出したものにしないと後々みんなが困ってしまう。

そういった場合には、プロセスを差し出すようにしている。

プロセスを差し出すとは、決定の会議の場の進行を委ねるということ。進行を委ねる方法はとてもシンプル。基本黙る。そして他の人が無視出来ない大事なことだけたまに言う。

この状況では、無言が増えるので、マウンターは喜んでたくさん話して、意志決定のための進行を始めるようになる。自分の中にしっかりとした軸、論理的な理由が固まっていれば、他の人の反射的な意見を制御しながら自分の結論に持っていくことが出来る。とはいえ、進行はマウンターが進めているので、「場を制する」というマウンターの欲求は満たせているので穏やかに進める事が出来る。

ただし、こうやって結論を導いたとしても、後になってマウンターが納得していない場合もあるので注意が必要。

「意見の反映度合い」の闘争

大事なテーマ的な文言を決めようとしている時に感じたこと。

みんな「良い文言」にしようとは思っているのだけど、同時に自分の考えた文言も反映させたい、という気持ちもある。

マウンターは何かしら自分の色も塗って見せないと気が済まない。文字として自分の意見を含められなかった人は、前後に勝手に付随して自分のスライドを挟んだりしている。

彼らは彼らで、うまく自意識を処理出来ていないように思う。会議の中では納得していたとしても、結論が自分の意見じゃなかったときに、やっぱりもやもやしてしまうようだ。

 

眺馬鹿という娯楽

自分より頭が悪い人の存在を認識すると気持ち良い。

さらに言ってしまえば、どんな風に馬鹿なのか知りたくなる。

たとえば、Twitterでなんだかなーというツイートが目に入ったとする。

その後に、まずそのアカウントのプロフィールを見て、どんな馬鹿なのか確かめてしまう。出来心で。他にどんな馬鹿なことを言っているのか確かめてしまう。どうせ無駄なことだと分かっているのに。

 

実の所、馬鹿を眺めるというのはかなり純度の高い娯楽だ。

 

日本の誇るエンターテイメントである「お笑い」の中にも「馬鹿にする」という要素は含まれている。出川さんや上島さん狩野さんがテレビに手続けられているのは、安心して馬鹿に出来る対象というブランドを確立しているからだと思う

 

会議で自分からは話さない

マウンターはその場を支配したい生き物です。

会議の場でも、その状況を支配したい欲求にかられています。

会議中に別の人が発言を主導していくと、マウンターは心理的に反発します。すると、関係の無いテーマで攻撃をされたり、主導した発言に対して、逆方向からの突っ込みをされたりしてしまうでしょう。マウンターはその場を支配したいし、他人に支配されたくないのです。

真っ向からアプローチしても、気分を悪くしたり、会議が無駄に長引いたりするだけなので、別のアプローチが必要になります。

すなわち、会議で発言を主導しない、のです。

具体的には下記のようなアプローチを取ると良いでしょう。

  • マウンターの発言に付け足す形で自分の意見を言う
  • 「〇〇の方が良いかもね」など柔らかい言い方で会議の流れを誘導する
  • 自分が話す前にマウンターに質問をして発言を促す
  • 意見が食い違う場合には、マウンターの発言を受けて具体的に反対意見を出す

最後の意見の食い違う場合、について補足すると、マウンターの反対意見というのは攻撃的だったり飛び火することが多いです。気分を悪くしたり、話を長引かせないために、マウンターの意見に対して、具体的な反対意見を出していく手順の方がスムーズです。

また、思った事を思った時に言うのと比べて、カウンターパンチのようにメッセージを伝えていくためコミュニケーションは高度になります。会議の前に、自分の主張は整理しておいた方が良いです。思考の瞬発力も必要なので、前の日にちゃんと寝ておくなど体調管理を心がけましょう。

 

「ちょっとイライラしてない? 大丈夫?」

相手がイライラしているときには、強烈なマウンティングをされてしまうことがあります。そういう時には、思い切ってその人の感情の絞った発言をしてみると良いかもしれません。あんまり検証していないですが。

「ちょっとイライラしてない? 大丈夫?」

感情への指摘は、指摘への反動を使って心を静めさせることが出来るので、有効です。周りの人から私へは結構聞くように思いますね。

 

自分の発言に割り込ませない

発言への割り込みは、マウンティングのやり方の一つです。
偉い人が話している時に、割り込んで自分の話をするという事はないと思います。
一方で、自分よりも下の立場の人の話には頻繁に割り込んでいるのだけど、あまり気づいていないのではないでしょうか。
つまり、発言への割り込みを許すかどうか、発言に割り込むかどうかは、潜在意識での上下関係を反映しています。
発言への割り込みの防御はマウンティングを防ぐ基本的な活動ですし、あまり波風を立てないものなので、積極的に取り組みましょう。
やり方は簡単で、割り込まれた時に「ちょっと待って、最後まで話させてもらってもいいかな」というだけです。
その上で、それでも、というのであれば割り込みを許すのも良いと思います。

スルーする力

マウンティングが気になるのは、自分の向上が原因の大きな部分が占めているので、あまり気にしても誰も幸せにならない。

だから、うまく自分の認識をコントロールして、感情が過剰に動かないように調整していく必要があります。

コントロールする方法としては、やっぱり笑って受け流すことなのかなと思っています。